金沢の観光地「ひがし茶屋街」から徒歩9分。
浅野川沿いにひっそり佇む人気のケーキ屋さん『remref(レムレフ)』に行ってきました。

こんな芸術的なスイーツが身近にあるとは

値段も堂々たるもの
実際にケーキを食べたので、忖度なしの正直レポートをしたいと思います。
『remref(レムレフ)』とは?
老舗和菓子屋の4代目が作る芸術的な洋スイーツ
店主の西川開人さんは、金沢市の創業100年の和菓子店『お婦久軒』の4代目だそうです。
ご自身は洋菓子の道に進み、東京で約15年間修行し、都内の五つ星ホテルでも活躍していたそう。
10年前くらいに金沢に戻り、観光地のど真ん中「21世紀美術館」の隣に『パティスリーオフク』を開業し人気店になりました。
その後、2019年にこの『remref(レムレフ)』を開業し今に至るそうです。(※『お婦久軒』および『パティスリーオフク』は2023年5月現在、閉業中)
石川の生産者さん等と連携し調達したこだわりの食材を美しいスイーツに昇華させる手腕が、大変評価されているパティシエさんだそうです。

肩書きが色々すごい

期待せざるを得ない
本当にココ?な立地
金沢の有名観光地「ひがし茶屋街」から徒歩圏内とはいえ、卯辰山周辺の浅野川沿いまで来ると、田舎感がすごいです。進むにつれて、本当にここにあるの?という雰囲気に。

駐車場、広っ!
田舎の良き所
▲15台も停められる広々駐車場。田舎ならではの、駐車場の後ろの草ボーボーの巨大な断壁に思わず見とれてしまいました。圧巻。
▲建物はおしゃれ。カフェスペースもあるらしく、テラス席まであって広々快適そうです。

え、前から入れないんだ

後ろに回るみたい
▲入口発見!
▲こんな張り紙が。
・店内のカフェ利用は「通常時は1時間、混雑時は40分まで」。利用時間の制限が結構厳しいので注意。
・香りの強い方は入店できない。香水などはつけないほうが良さそうです。
・支払いは現金かPayPayのみ。クレジットカードが使えないのはちょっと不便かも。
ケーキだけじゃない。多種多様なラインナップ
▲ざっと見渡しただけでも、ケーキの他にクロワッサンなどのパン類やチョコレート類、マカロンなどの焼き菓子、ジェラートなど、様々な商品が並びます。

たくさんあるのに
商品陳列が分かりやすい
まずは芸術品さながらのケーキたち

球体!?アートだ

花びらって食えるの?

700円代のもある
この立地でこの値段!

確かに結構お高め
一見しただけでも食用花や新鮮なフルーツなどが盛りだくさん。
見た目はどれも宝石のように美しく、アート作品さながら。
見た目だけでなく、きっと材料にもお金がかかっているのでしょう。
店主のこだわりが価格に反映されると、やはりこのくらいの値段になるのかなと思います。
パン類も人気
▲レジ横にパン類も置いてありました。
Googleの口コミには、「クロワッサン」や「パンオショコラ」の書き込みもいくつかあったので人気商品だと思います。
ジャムや焼き菓子も充実

ジャムの種類多い

焼き菓子の種類も負けじと多い
▲ひと味変わったおしゃれな手土産を選ぶには最適です。
夏はさらに注目のジェラート
▲『remref(レムレフ)』は「素材の良質さ」も売りのひとつらしいので、素材がダイレクトに味わえるジェラートも人気のようです。
石川県のジェラート店といえば天下の『マルガージェラート』がありますが、『remref(レムレフ)』のジェラートもとても美味しそう。ダークホースかもしれません。
購入したケーキ
店員さんのおすすめケーキ
おすすめのケーキをお聞きしたところ・・・
季節フルーツタルト。マンゴーを使った「タルトマングー」
新商品の「ミルフィユ ショコラバナーヌ」
ライチとバラの花びらが美しい「スール」
をオススメされました。
今回は「味が想像できないもの」を買ってみようと決めていたので、オススメされた「スール」とその他3品を購入しました。

「スール」はバラの香りがするらしい

どんな味か全くわからん
買いだ!
食べてみた
ソージュベルガモット 626円(8%税込)
“セージの香るムースショコラブラン、蜂蜜のクレムーとビスキュイノワゼット、アクセントにベルガモットのコンフィチュールとサクサクとしたシュトロイゼル”

中二病の呪文?

難解すぎる
というわけで、お店の紹介文を読んでも分からいことが分かったので、早速食べてみました。
上に乗っかっているホワイトチョコの下に柑橘系のジャムが隠れていて爽やか。全体を覆っているホワイトチョコのムース(?)がちょっと甘すぎて、後半は若干飽きてしまいました。柑橘系の甘酸っぱ味がもう少し多めだったらバランスが良かったかもしれません。

あくまで貧乏舌の感想だけど

「ケーキは甘くないと!」っていう人も多いし、好みだね
紹介文は理解できませんでしたが、下部にアレルギーやアルコールの有無をしっかり表示してくれているのは非常に助かりました。

我々はアルコールが全然ダメだから

こういう細かい気遣いが助かる
スール 756円(8%税込)
“ダークチェリーを焼き込んだタルト。ふわりとバラの香るシャンティ。フレッシュのライチ。この時期だけの隠れた人気商品。”
ラテール 756円(8%税込)
“清涼感のある香りを持つクロモジと小夏のジュレ、ピスタチオのビスキュイとジャンドゥーヤをチョコレートのムースでまとめました。スタッフイチオシ!”

クロモジって、
高級な爪楊枝に使われてるヤツ?

『remref』のケーキは香りフェチにもウケそう
シシリー 610円(8%税込)
“ピスタチオナッツの濃厚なムースに赤い果実のコンポートとミルクチョコレートのムース、ビスキュイサンファリーヌ”

これ、ウマい

確かに甘さと酸味のバランスもいいね
調べたところ「ビスキュイサンファリーヌ」は粉を使用しないサクサクのメレンゲみたいです。
ピスタチオのムースが本当に濃厚で、果実の甘酸っぱさとチョコレートの苦みがアクセントになっており美味しかったです。万人受けしそうな味ですし、オススメです。
食べたことないケーキに出会えるかも?
好奇心が満たされるケーキ店
今回ケーキを食べてみて、『remref(レムレフ)』は好奇心旺盛なスイーツ好きにはたまらないお店だなと思いました。
何を食べても「この食感、何だろう?」「この香り、なんだろう?」と次々と好奇心をくすぐられる感じです。特に、香りの強い方の入店を断っているだけあり、面白い香りのスイーツが多い印象でした。
今回は特に見たことがない変わったケーキをチョイスしたのでよけいにそう思ったかもしれませんが、次回は逆に王道のフルーツケーキやミルフィーユ、ガトーショコラなんかも試してみたいです。
ドリンクのクオリティーも高いらしい
また、Googleのクチコミやブロガーさんのサイト等で「ドリンクのクオリティーも高い」との感想をよく目にしました。次回はイートインしてドリンクとケーキを楽しみたいと思います。

つまり、また行きたくなるお店です